社会にあふれる”やっかいな問題”

山積する課題や問題のなかでも、昨今はそもそも正解がない「やっかいな問題」が増えているといわれています。

世の中には3つの種類の問題があります。1つの正解を持つ「単純な問題(Simple problem)」、一見すると解決困難でも時間をかければ論理的に正解を導くことができる「複雑な問題(Complex Problem)」、そして、そもそも正解を持たない「やっかいな問題(Wicked Problem)」です。

たとえば、「変革の時代における会議運営のあるべき姿とはなにか?」「会社の成長につながる新規事業開発のありたい姿とは?」「人材採用戦略のあるべき姿とは?」といった課題には、絶対に成功する正解は存在しません。

やっかいな問題はどうしたら解決できるのか、その方向性を見出すことが容易ではなく、答えを求めようとすると矛盾やトレードオフが生じてしまいます。そのため、当事者は従来の考え方や視点から離れて、関係者が相互の価値観を受け止め、共感し、合意形成しながら、納得できる答えを作り上げていく必要があるのです。