POINT

先行きが見えにくい時代を表す概念で、日本語では「不確実さ」と訳されることが多い。

【VUCA:ぶーか】

「Volatility(変動性・不安定性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(不透明性・曖昧さ)」の頭文字を取った造語です。もともとは冷戦時代に誕生した軍事用語と言われていますが、2016年の世界経済フォーラム(ダボス会議)で提唱されてから世界的に有名になりました。

いま注目される背景として挙げられるのは社会の劇的な変化と科学技術の目覚ましい発展です。世界情勢はかつてないほどダイナミックに変化し、全人類がグローバル化の渦に引き込まれています。インターネットやSNS、多彩な移動手段の出現によって世界中といつでも簡単につながることができるようになりました。そのことが人々の意識や感情、価値観、行動、倫理や道徳といったものに、どれほどの影響を及ぼすのか計り知れません。

一方で、IoT(Internet of Things)やAI(人工知能)、DX(デジタルトランスフォーメーション)、量子コンピュータなど新しい技術が次々に誕生。これまで未来のものだと思っていた自動運転車やドローン、ロボットなどが、実社会にどんどん入ってきています。いままでは不可能だったことが実現できるようになるだけでなく、いままでは想像すらしなかった製品やサービスまでも考えていかなければならなくなっています

誰もが迷っているからこそチャンス

このような社会の中で、企業は新たな価値を提供し続けていかなければなりません。どこから手を付ければよいのか、どうしたら価値を創造できるのか、何を目指せばよいのか、多くの企業が頭を悩ませています。

しかし、変化はチャンスとも言います。

誰もが先行きが見えずに迷っているのならば、自分たちで進むべき道を見出し、前に進んでいこうと考える人たちも出てきています。不確実な時代をどう歩むのか、多くの企業がいま岐路に立たされていますから、ぜひ変化をチャンスに変えていきましょう。

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