視覚会議BASICでは「ヒト」「モノ」「プロセス」「環境」「意味・価値」「五感」という6つの要素からなる「6観点カード」を活用します。
たとえば、『会議運営のあるべき姿とは』をテーマに会議を進める場合、「ヒト」という観点から会議運営を考えていくと「会議参加者」「ファシリテーター」などの単語が考えられます。また、参加メンバーを決める際には「多様性」に配慮すべきかもしれませんし、国際色豊かな会議であれば「通訳」が必要になるかもしれません。6観点を意識するとアイデアがどんどん広がっていきます。
また、6観点は視覚会議BASICに限らず、幅広い場面で活用することができます。
特におすすめなのはアイデアを出した後に網羅性の検証として活用することです。ブレーンストーミングのようにアイデアをどんどん出し合っているときは議論が盛り上がって高揚感もあるのですが、ふと一歩引いてみてみると「五感に配慮していない」「環境面ではこういうアイデアも必要ではないか」「プロセスについての議論が不足している」といった気付きが得られることがあります。
アイデアは何もないところから降ってくるわけではなく、そもそも参加者の内側にあるものが何かのきっかけで表に出てくるものであり、相互に刺激を与えあうことでより良いアイデアに発展していくもの。
6観点カードはそのお手伝いができるツールなのです。
▲「変革の時代における会議運営のあるべき姿とは」をテーマにした6観点カードの活用例