視覚会議ファシリテーターとは

会議のファシリテーターというと、一般に、会議の内容を熟知し、会議をひっぱっていくリーダーというイメージがあるのではないでしょうか。実は、視覚会議のファシリテーターはその真逆なのです。

正解の見えないやっかいな課題の多い現代、「共創」を通じて答えを創りあげていくことが求められています。その実現にはチームの多様性が不可欠であり、チームのゴールを現状に捕らわれない自由な発想で描いてから現状とのギャップを埋め、解決策を探るバックキャスティングの手法が適しています。いま求められているのはチームの多様性を活かして新しい価値創造ができる人材です。

視覚会議BASICはわずか50分間で、バックキャスティングの肝になる“ありたい姿・あるべき姿”をチームで合意形成できるメソッドです。

視覚会議ファシリテーターの特徴

視覚会議ファシリテーターは中立な立場で視覚会議プロセスを管理・進行することが役割です。具体的には以下の3つを実行します。

(1) 参加者の発言内容をそのまま受け止め、参加者の発言と存在を肯定することで自己肯定感を高める

(2)参加者全員にあるべき姿をポジティブにイメージさせ、具体的な単語を引き出す

(3)参加者の意見を関連づけながら、全員でビジョンやゴール、その論点を明確化する

視覚会議BASICの主役は参加者です。ファシリテーターは参加者に発言を促し、発言内容をホワイトボードにどんどん書き留めていきます。参加者の発言がキーワードとして記述されることで、論点が明確になり、議論が空中戦になりません。だから、議論の経過がわかりやすく、納得度の高い結論が出るのです。

一般的には「発言者の言葉を言い換える」「意見と整理するのを手助けする」「質問を重ねて掘り下げる」といったことがファシリテーターの役割とされますが、視覚会議では一切不要です。

もっと言えば、参加者の発言を誘導したり、合意内容を強引にまとめたりする振る舞いは禁止しています。参加者が「結局はファシリテーターが決めたことだ」「これは自分たちの意見ではない」と思えば、そこで得たゴールや答えには合意できません。

参加者にとっては、自分の意見が会議結果や結論に反映される感覚が高まれば、感情的に巻き込まれますから、結論にコミットし、実践したくなるものです。また、あるべき姿を起点に議論を始めるので、参加者がポジティブに楽しく参加することができます。

視覚会議BASICのファシリテーターは黒子として会議を運営します。主役はあくまで参加者なのです。

◆視覚会議ではファシリテーター養成講座を開講しています。
詳しくは『視覚会議ファシリテーター養成講座のご案内』をご参照ください。